外壁・屋根塗装の工事では、必ずと言ってよいほど「足場」を設置します。足場は職人の安全を守り、塗装の仕上がりを高めるために欠かせないものですが、同時に高所に組み上げられるため「倒壊リスク」について心配される方も多いでしょう。特に日本は地震が多い国。もし施工中に大きな地震が発生し、足場が崩れてしまった場合、建物や近隣に被害が出たら誰が補償してくれるのか――この点は施主様にとって非常に気になるところです。今回は、この「施工中の地震・自然災害と保証の関係」についてわかりやすく解説いたします。
通常、施工業者は工事を始める際に「請負業者賠償責任保険」や「建設工事保険」に加入していることが多く、施工中の事故に備えています。例えば、足場が崩れ近隣の家や車を傷つけてしまった場合、業者の保険が適用されるケースがあります。
ただし、これには条件があり、「業者の過失による倒壊」であることが前提です。つまり、足場の組み方が不十分だった、固定が甘かった、といった明らかな施工不備が原因の場合は、業者側が責任を持って補償することになります。
では、地震や台風、突風といった「不可抗力」による足場の倒壊はどうでしょうか?
この場合は少し複雑で、基本的に業者の過失がないと判断されれば「施工業者の保険では補償されない」可能性が高いです。特に地震は「免責事項」とされるケースが多く、自然災害による被害は建物の火災保険や地震保険を利用する必要があります。
たとえば、地震で足場が倒れ自宅の屋根が壊れた場合、施工業者が責任を問われることは少なく、施主様が加入している火災保険・地震保険から修繕費用が補填されることになります。
もちろん、業者としても足場の安全性を最大限高める努力をしています。
など、日々の安全管理を怠りません。しかし、それでも大規模な地震や想定外の自然災害では、完全に防ぐことはできないのが現実です。
外壁・屋根塗装の契約をする際には、以下の点を事前に確認することをおすすめします。
施工中に足場が崩れるという事態は、頻繁に起こるものではありませんが、もしものために「保証の有無」を事前に把握しておくことが大切です。業者側の過失が原因であれば施工会社の保険で対応できますが、地震や大型台風などの自然災害は免責となり、火災保険・地震保険を利用するケースが一般的です。
ひなたペイントでは、施工前に必ず保険や保証内容についてお客様に丁寧にご説明し、安心して工事を進めていただける体制を整えております。大切なお住まいの外壁・屋根塗装を任せていただく以上、リスク対策も含めて「信頼できる施工」をお約束いたします。