しかし、経年によって以下のような劣化症状が見られました
ダインコンクリートは非常に高耐久な外壁材ですが、「防水性を保つ塗膜の劣化」には注意が必要です。
外壁からの吸水が進行すると、建物全体の寿命にも関わるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
目地部分にはうっすらとひび割れも見られ、防水性の低下が懸念される状態でした。
多彩模様塗料は、自然石やタイルのような立体感・風合いを塗装で再現できる高意匠塗料。
特に積水ハウスのような意匠性の高い外観にはぴったりで、建物のグレード感を損なわずに美しく蘇らせることができます。
また、3分艶仕上げにすることで、光の反射を抑えた落ち着いた印象になり、上品で重厚感のある外壁に仕上がりました。
積水ハウスの住宅は、他の一般住宅とは異なる独自の工法・外壁材が使われているため、以下のような点に注意が必要です。
1. ダインコンクリートの特性を理解した塗料選定
ダインコンクリートは塗料の密着性や吸水率が一般のサイディングと異なります。
適切な下塗り材と塗装方法の選定が求められます。
積水ハウスの目地には構造上重要な役割を果たす可動シーリングが使われています。
劣化を放置すると、雨水侵入のリスクが高まるため、塗装と併せての打ち替えが重要です。多彩模様仕上げとは、1色だけで塗る一般的な単色塗装とは異なり、複数の色やチップ(粒状の塗料)を重ねて塗ることで、自然石やタイルのような高級感ある模様を再現できる塗装技法です。
自然な色ムラ
➡単色では表現できない奥行きや立体感が生まれます。
本物の石材やタイルに近い質感
➡素材感を演出できるため、高級住宅に多く採用されています。
光の当たり方で表情が変わる
➡日照や時間帯によって微妙に表情が変化し、美しい陰影を楽しめます。
高耐候性
➡多層仕上げで塗膜が厚くなり、紫外線や雨風に強くなるのも魅力です。
今回の施工で使用した「プレミアムマルチカラーⅡ」は、この多彩模様仕上げ専用の高意匠塗料です。
主に以下のような構造になっています。
下塗り(密着性確保)
中塗り(ベース色)
多彩模様塗り × 2回(色チップや模様粒子の吹付)
トップコート(艶調整+保護)
これらを計5回塗りすることで、単色塗装には出せない重厚感と高級感を実現しています。
積水ハウスの外壁塗装は、素材の特性を理解し、技術力のある業者に任せることが成功のカギです。
ひなたペイントでは、住宅ごとの素材・デザインに合わせた最適なご提案を行っております。
積水ハウスの外壁塗装をお考えの方は、ぜひ施工実績豊富な当店へご相談ください。
無料診断・お見積りも随時受付中です!